セカンドライフの住み替えのメリットとコツ
公開日:2022/12/15 最終更新日:2023/04/27
現在勤めている会社を退職した後にどのような生活を送るのかイメージできていない人に、今回の記事はおすすめです。セカンドライフを充実したものにするために50代から考えておきましょう。選択肢の1つに住み替えがあります。今回は住み替えのメリットとコツを中心に紹介するので、ぜひ参考にしてください。
住み替えを考えるタイミングとは
早い段階でセカンドライフの準備を始めましょう。スムーズに移行できるように50代から準備します。自分だけで考えるのではなく、家族と相談しておきます。
収入や体力を踏まえて50代から考える
現在勤めている会社を退職してから住み替えを考えるのではなく、収入や体力を踏まえて50代から考えておきましょう。そうすることで、住み替えに必要な資金や今後の生活で必要になる老後資金を計算できます。
現在の生活水準の見直しもできるので早めに対策を講じておきましょう。また、体力がある今のうちに物件を見に行くこともできます。家を決めるのは行動体力だけではなく、判断力などの脳の若さも必要なので50代から考えておきます。
リフォームや建て替えのタイミングで考える
現在住んでいる家の築年数が古い場合は、リフォームや建て替えが必要です。そのための費用と住み替えの費用を比較しましょう。この際、費用面だけではなく、セカンドライフの暮らし方に合った生活エリアを選択します。
たとえば、職場の近くに家を建てている場合は退職後に住み替えるのもよいでしょう。病院やスーパーなどの施設に近い家であれば、リフォームや建て替えでも問題ないかもしれません。具体的な生活イメージを描くことで結論を導き出せます。
住み替える必要はある?住み替えを選ぶメリットとは
これまでは職場の近くで生活していた人も、これからは自分が暮らしやすい場所で生活できます。近隣住民とトラブルにならないように、住んでみたいと思えるような人と一緒に生活しましょう。
ペットと住める
犬や猫と自由に暮らせるのがメリットです。ただし、50代以降に寿命が長い犬や猫を飼うときは注意しましょう。自分が病気などで入院したときの預け先を考えておきます。
ガーデニングや家庭菜園を楽しめる
退職後のほとんどの時間を家で過ごす人もいるでしょう。趣味があればそれに没頭できますが、毎日のように趣味を楽しむのも難しいときがあります。そのようなときにガーデニングや家庭菜園を楽しむとよいでしょう。毎日庭いじりすることで体力も付きます。
また、植物や食物が順調に成長するのを見て喜べます。コストもあまりかからずに誰でも気軽に始められるので、シニアからガーデニングなどを始める人が多いといわれています。
孫が思い切り遊べる
家の庭やベランダで子どもが遊べます。孫が家に遊びに来ると張り合いが生まれるのでよいでしょう。ただし、住宅街の家に住む場合は子どもの声が響き渡ることがあります。孫と同じような年齢層の子どもが住んでいる住宅街であれば問題ないかもしれませんが、自分の家だけ騒がしい場合は家に来てもらう頻度を少なくしてもらうことも考えましょう。
住み替え成功の秘訣・コツは?
実際にセカンドライフをどのように過ごすのかイメージしましょう。足腰が弱くなっても暮らしやすい家にするのがポイントです。住むエリアも考慮しましょう。
安全・安心・快適・便利な住み替え先を選択する
現在は心身ともに元気な状態でも、10年以上後のことを考えないといけません。そのためには、バリアフリー対応の室内がよいでしょう。可能であれば子ども世帯と同居するか近くに住みます。
また、1年中快適に暮らせるように断熱性や気密性に優れた家にしましょう。ヒートショックを予防するために脱衣所にエアコンを設置するのも有効です。そして、車の運転が難しくなることも考慮して、電車やバスで移動できる駅に近い家に住み替えるのもよいでしょう。病院、スーパー、ドラッグストアが近いと便利です。
早めに売却査定を受けて資金計画を立てる
まだ住宅ローンを完済していない場合は買い先行で進めましょう。まず新居を探して、その後に現在の家を売却します。しかし、新居が見つかってから売却活動を開始しても遅い場合があるので、早めに売却査定を受けておきます。
資産価値を考慮する
住み替え先に何年暮らすことになるか分かりませんが、資産価値を考慮しておきましょう。この際、子どもに相続することも視野に入れます。郊外の家を子どもが相続しても困る場合がありますが、駅に近いマンションであれば子どもが住み替えることも可能です。
また、資産価値が高いので喜ばれるでしょう。そして、資産価値が高いと介護施設に入居するときや子ども世帯と同居するときにも困りません。
まとめ
住み替えは、これまで暮らしてきた生活エリアを離れて生活することになります。新しいスタートを切るような気持ちになれるので新鮮さがあるでしょう。住み替えを考えるタイミングで行動を起こすことで、慌てて住み替え先を探す必要がなくなります。
後悔しないように早めに動き始めましょう。また、住み替え先を探すときは自分だけで探すのではなく、不動産会社やハウスメーカーに相談するとサポートを受けられます。