セカンドライフを充実させる家づくり
公開日:2022/12/15 最終更新日:2023/04/27
ひと昔前までは、セカンドライフを海外や田舎で暮らす人が多くいました。現在は、住み慣れた自宅でセカンドライフを送りたいと考えている人が多くいます。そのために必要なことが、住まいのリフォームやリノベーションです。シニアになる前にバリアフリー対応のリフォームや水回り設備の一新などを行いましょう。
住まいの見直し時期かも?セカンドライフとは
第二の人生を充実させましょう。
セカンドライフとは
直訳すると第二の人生です。これまで勤めてきた企業を定年退職するタイミングや、子どもが自宅から独立するタイミングなどを指します。自営業の人の場合は、店を畳むときや事業承継したタイミングと捉えられるでしょう。
これまでの生活とは異なった毎日をこれから過ごすことになります。セカンドライフは住まいの見直し時期ともいわれているので、要点を確認していきましょう。
セカンドライフの過ごし方
これまで仕事、子育て、介護などで自分の時間を確保できなかった人もいるでしょう。第二の青春ともよばれているので、今まで興味を持っていたけれど取り組めなかった習い事や、家族旅行、趣味の時間を充実させられます。
毎日の生活を見直す大切さ
毎日を活動的に送ることは素晴らしいですが、自宅でゆっくり過ごす時間が増えるのがセカンドライフです。そこで、自宅で心穏やかに過ごせるように毎日の生活を見直すことが大切です。
セカンドライフに向けての準備
趣味やボランティア活動に精を出すだけではなく、住まいの見直しに取り組む人も一定数います。充実した生活を送る準備を始めましょう。
長くなる自宅での時間に備える
1日のなかでも睡眠時間を除くほとんどの時間を、自宅で過ごすことになるでしょう。自宅が快適であれば充実した毎日を送れます。
セカンドライフの暮らしはどうなるのか
夫の多くは、企業勤めが終了して毎日が週末のように楽しめる時間が待っていると想像しています。妻は、これまで活動的に過ごしていたのに、夫の3食のごはんを作る時間に充てられてしまうと考えていることがあります。
また、起きている時間以外は毎日顔を合わせるので、ケンカが起きることも珍しくありません。最悪の場合は離婚に至ってしまいます。住まいを見直すことで、上手に暮らしていきましょう。
海外暮らしや田舎暮らしがブームなのか
これまではセカンドライフを海外や田舎で暮らすのがブームでした。しかし現在は、海外も物価が上昇していることに加え、ほとんどの国が日本よりも治安が悪いです。田舎はすでに親が他界しているため、住み慣れた都会を離れて田舎に戻る選択肢は少なくなってきています。
セカンドライフを充実させるために押さえたいポイント
ポイントをいくつか紹介します。
リフォームやリノベーションは必須
すでに子どもが独立しているので、子ども部屋は荷物部屋と化しているでしょう。また、築年数が古いのでリフォームやリノベーションで自宅をメンテナンスする必要があります。
リフォームやリノベーションの注意点
水回り設備はリフォームするようにしましょう。劣化しやすいキッチンやトイレなどを一新しましょう。また、夫婦といえどもプライベート空間を確保することが大切です。それぞれの個室を設けるなどして、ケンカを未然に防ぎましょう。
メンテナンスが簡単な住宅にするのがポイント
たとえば、外壁塗装の場合は耐久年数が長い塗料を使用しましょう。そうすることで初期費用は高くなりますが、再びメンテナンスする必要がなくなります。セカンドライフに突入してから多額のリフォーム費用を捻出するのは大変なので、メンテナンスが簡単な住宅にしましょう。
バリアフリー住宅にするのがポイント
廊下と部屋の段差を解消することや、トイレや浴室に手すりを付けるなどしてバリアフリー住宅にリフォームしましょう。また、ヒートショックを予防するために脱衣室にエアコンを設置するのが有効です。
楽に生活できるようにするのがポイント
肉体的に楽であることに加え、ストレスに気を付けて精神的に楽な生活を送れるようにしましょう。金銭的に負担がかからない生活も大切です。
住み替えという選択もある
車を手放す人は、駅に近いマンションに住み替える方法もあります。また、バリアフリーマンションも人気を集めています。
老後にどう備えるべきか
資金、時間、気持ちの持ち方を見直しましょう。
必要な資金を確保する
老後に備えて資金を準備することは大切です。現役世代のようにお金を稼ぐのは難しいので貯金は継続しましょう。
自分の時間は大切にする
会社以外の友人を築くことは大切です。会社仲間とは退職後に疎遠になるケースがほとんどなので、趣味仲間や近所の人と交流を持ちましょう。
年齢を20歳くらい若く思い込む
自分の年齢を言い訳にして挑戦するのを避けるのはもったいないです。現在は平均寿命が延びているので精神的に若い人が多いです。その人たちからよい影響を受けましょう。
まとめ
これまでの生活リズムと異なる生活がこれから始まります。そのときになって慌てないように、できることから少しずつ始めていきましょう。リフォームやリノベーションだけではなく、住み替えも選択肢として検討するとよいでしょう。夫婦でしっかり話し合って今後について決めてください。長い人生を充実したものにしましょう。